皆さんご存知の通り・・・
1992年からのミニは、インジェクション化されております。
インジェクションには、インジェクションの良さも当然あるのですが・・・
キャブレター車の魅力は、インジェクションでは出せないのです。
そこで・・・
インジェクション車を改造して・・・
『キャブレター車にしてしまう!!!』
と言う事は、誰もが考えるでしょう。
キャブレター仕様への改造は、難しい事ではありません。
その方法は様々有ると思いますが・・・
1つ 共通している事は・・・
『キャブに変更したら、車検に通りません!!!』
ただし・・・
当社が 取得している・・・
『俳ガスレポート』(俳ガス試験証明書)
が有れば、問題無く 車検の更新&取得が可能です。
現在の法律では・・・
『公認』と言う概念は無くなり、
この『レポート』を、車検時に添付するだけでOKになっています。
すなわち・・・
改造申請などの書類作成等も無く
ただ『見せるだけ!!!』で良いのです。
また・・・
車検証には、何も記載されない為
このレポートを随時車輛に保管し携帯していなければなりません。
当社では・・・
この『俳ガスレポート』を、販売しております。
1台・1台に合わせたレポートとして作成しお送りします。
価格 ¥50000-(税別)
レポートを失くさないかぎり、一生涯車検を通す事が出来ます。
法律変更の利点として・・・過去の『公認改造申請』の場合では、『公認取得=新規車検』でしたが・・・
現在、レポートを手に入れさえすれば 明日『キャブ化』をしても、そのまま
合法的にお乗り頂けるのです。
当社での、『キャブ化』作業では、キャブ純正配線を使用した方法を推奨しております。
『利点として』
①後々のメンテナンス(電気系トラブル・配線図など)が、キャブ車の物と同様になるので、誰がみても分かりやすい。
②ECU(コンピュータ)残しのキャブ化に比べ、配線の量やパーツが圧倒的に少ない。
『欠点として』
①作業の難易度が上がります。
『作業の流れ』
作業前のインジェクション・エンジンルームです。
ウッドパネルを取り外した状態のインジェクション配線。
インジェクション ノーマル マフラー(ダウンパイプ)。
インジェクション用 配線及びスロットルボディーなど、キャブ化に不要な物を取り外した状態。
取り外した、インジェクション用配線。
インジェクション・パーツを取り外し、キャブ用パーツを取り付けるとエンジンルームにすき間が出来、汚れが目立つので、キャブ用パーツ装着前にエンジンルームを清掃します。
クーラーが、標準装備になった年式の車輌は、メイン配線からクーラーの配線だけを取り外し加工して使用します。
それ以前は、元々配線が独立しているので、この作業は有りません
写真は、クーラーの配線だけを取り外し加工した物。
電動ファンの配線。
新たに配線を作成する場合は別ですが、オリジナル配線を使用する場合は、メイン配線から取り外します。
写真は、配線だけを取り外し加工した物。
水温センサーの取り付け。
インジェクションでは、取り外してしまつた『スロットル・ボディー』に水温センサーが取り付け位置がありましたが、キャブ化では新たに取り付け位置を設ける必要が有ります。
ラジエターホースの途中もしくは、ヘッドに取り付けます。
写真では、ノーマルのセンサーをアダプターを使用して取り付けを行っています。
フーエル・ポンプの交換。
インジェクションのフーエル・ポンプは、そのままではキャブレターには燃圧が高く使用出来ないため、キャブレター用フーエル・ポンプに交換するかレギュレターを装着して圧力を下げる必要があります。
ガソリンタンク内に有るインジェクションのフーエル・ポンプを取り外し、キャブレター用フーエル・ポンプをタンク外に装着しました。
写真は、ニスモ製フーエル・ポンプをトランク内に装着した物です。
キャブ用配線の取り付け。
純正のキャブ用メイン配線を取り付けます。
写真では室内側の配線が室内に入って、エンジンルーム側が残っている状態です。
エンジンルーム側 キャブ用配線の取り付け完了。
メイン配線&クーラー配線&電動ファン配線が取り付けられた状態。
室内側 キャブ用配線の取り付け。
エンジンルーム側と同様、室内側の配線を取り付けて行きます。
ただし、エンジンルーム側との違いは、オーディオやリア側への配線及び年式によってシートベルト・チェックランプのどの配線加工・処理しなければなりません。
室内側 キャブ用配線の取り付け完了。
ウッドパネルを取り付ける前に、全ての電装系動作確認をします。
加工・追加処理される配線カラーは、今後のメンテナンスのために純正と同様にしてあります。
インジェクション ノーマル マフラー(ダウンパイプ)から LCBに変更。
キャブにしてもインジェクション ノーマル マフラー(ダウンパイプ)は使用出来ますが、排気効率を考えてLCB(タコ足)に変更しました。
ご紹介のキャブレターは、ウエーバー45 です。
これ以外にも、選択は様々です。
デストリビューターは、定番ですが、純正の65Dデスビに、ルーカスのゴールド・コイル。
『 キャブ化 作業 完了 』
エンジンルームは、かなりスッキリして整備性も向上します。
走行では、レスポンスの良いパンチの有るエンジンに生まれ変わりました。
当社が取得している『俳ガスレポート』は・・・
キャブレターの個数が『1個』になっております。
SUツインキャブは2個と数えられる為 不適合となります。